« 2010年1月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年3月

男性差別という概念を左、リベラルの視点で見るとどうなるか

男性差別、または男性の人権をリベラルつまり左の視点でやっていくことが根本的に男性差別をなくしていく運動のカギになるでしょう。さて、リベラルの視点で見た場合と保守的な視点でみた場合では男性差別のとらえ方が違います。それは男性学がリベラルの見方をしているということではありません。男性学はどこまでいっても男性差別をなくすという考えがないため、あれは男性運動とはいえないでしょう。では男性差別を保守右派の視点とリベラル左派の視点で見るとどう違うのでしょう。これは非常にこのリベラルな男性運動をやる上で重要な視点なので是非よく聞いてください。

例えばある差別があったとします。あるマイノリティ差別、日本の場合はでは部落差別にしましょう。この際にリベラルの視点ではどうでしょうか。当然マイノリティである部落の人たちに対する差別をなくそうという視点になります。保守系はどうでしょうか?保守系の見方では部落差別反対が行き過ぎて部落の人たちの方が一般市民より優遇されてる「同和利権だ。だから同和利権をなくすべき。」となります。私たちはこの保守側の考えになってはなりません。

さらにもう一つ例をあげます。部落差別の概念は日本しか通用しないので次は黒人差別問題をあげます。海外ではよくこの黒人差別問題と男女差別問題を対比したり並べたりします。リベラル、左の視点ではもちろん黒人差別をなくそうとします。マイノリティである黒人の人が黒人であるというだけで不利な扱いにならないよう差別をなくしていきます。では保守系、右的な視点ではどうでしょうか?(これは視点としてで別に共和党の人がこういう考えを持っているというわけではありませんよ)「黒人差別反対が行き過ぎてアファーマティブアクションのような行き過ぎが起きている。だから行き過ぎはやめてアファーマティブアクションはやめるべき。」となります。

さてこれを男性差別問題にあてはめるとどうでしょうか?明らかにネット上に多くいる右派的な男性差別反対派は後者、保守の視点でやっています。「女性優遇」などの表現がそうです。保守的な視点での男性差別の理解はこうです。「かつでの社会では女性は差別され男性は優位だった。しかし女性差別反対運動が起き、女性の地位は上がったが、逆にその女性保護の行き過ぎで男性が差別されている。だから男性差別だ。」という考えです。

これは上にあげた部落差別や黒人差別反対問題に対しての右派保守の視点と同じです。

確かにこの保守的な考えは時に的を得ていることもあります。部分としてはそういうところもあるでしょう。しかし本質では全くありません。考え方がずれているのです。ここからが大事です。では左派の視点で男性差別を見るとどうなるのでしょうか。えっ?どういうこと?フェミニズムと同じ視点になれということ?と思った方もいるかもしれません。そうではありません。有史以来男性は男性として生まれた時点から常に社会において差別されてきており、その男性が差別されることをなくしていこうというのがリベラルの視点の男性差別のとらえ方です。海外の学問に近い形でなされているリベラル系の男性運動の男性差別のとらえ方はこのような形です。違いがわかりますでしょうか。

つまり男性差別というのは決して女性差別反対運動が起き、その行き過ぎによって生じた同和利権のようなものではなく、部落差別そのものなのです。つまり部落=黒人=女性というものではなく部落=黒人=男性というものなのです。我々男性はその位地なのです。

もちろん男女差別問題というのは部落差別や黒人差別のように超一方的なものではありません。男女差別の場合はどちらも加害者であり、被差別者でもあると私は思います。しかし、男性差別という中では当然男性は被差別者、つまり部落民、黒人と同質です。

この男性差別というのは男役割として生じていたと考えられるでしょう。つまり繰り返しになりますが、男性差別というのは女性保護の行き過ぎによって近代に生まれた、同和利権とか白人差別というようなものではなく、そもそも男性は男性という性が生まれた時点で人類の歴史が始まった時点でもう既に差別されているのです。このとらえ方が大事です。そしてこれは正しいといえます。ある人にとっては発想の逆転のように思えるかもしれません。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

クーガーの広告 と男性の性的暴力被害

「クーガー女」描いた広告、性的暴行の被害男性ら抗議

35歳以上のシングル女性を

大型肉食獣の「クーガー」に例え、

夜のバーで若い男性を狙う様子を

描いたニュージーランド航空のキャンペーン広告に対し、

性的暴行の被害者男性らから抗議が寄せられていることが分かった。


「クーガー女」という言葉は、

性的に積極的で年下の男性を好む女性を意味する。



テレビドラマ「Cougar Town(原題)」などの影響もあり

幅広く使われるようになったが、女性の地位向上を示すと

とらえられることもあれば、女性への嫌悪だと受け止められる場合もある。



ニュージーランドで性的暴行の予防教育に取り組む団体は、

この広告が驚くべき内容かつ不愉快であり、女性の品位を落とすものだと非難。



一方、ニュージーランド航空の広報担当者は記者団に対し、

このキャンペーンは「気軽に」受け止められると考えていたと説明。


その上で、同キャンペーンには

60人以上が応募しており、中止する予定はないと話した。

2010年1月のニュースです。

これを見てわかると思いますが海外では男性の性暴力の被害についてもリベラルの側面から強く問題視して取り上げています。男性も性暴力被害にあうのです。そして、これはやはりリベラルの男性運動の領域です。このようなものはいずれ日本でもジェンダー意識が進むにつれて取り上げることになっていくと思います。少なくとも、アメリカなどでは学問の域で男性の性被害というものが研究されています。つまり、それは日本でもできるということです。

日本ではまだまだ男性の性被害者を笑い者にする偏見は残っています。男性の性被害者は女性からの被害、または同性愛者からの被害などもあります。

これらもやはりリベラルの男性運動の取り上げていく領域だといえるでしょう。日本でも学問的にやっていかねばなりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

メール募集

コメントを書くよりもメールでください。メルアドがないのならフリーメールでものの15分で作れますよ。意見、思いを伝えるならメールで。またメールは一カ月ほど見ていないときがありますので気長に余裕をもって待ってください。

knarisuur@mail.goo.ne.jp

メールアドレスは変更しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

社会運動の3つのポイント

社会運動に必要なものは3つあります。弁護士、学者、マスコミの理解者そして最終的に議員です。

この3つがない社会運動は成功しません。

学者は運動のブレーンでもあり、運動には学問の理論的根拠がいります。つまり学者、博士号取得者、大学の先生の理解者が必要です。そもそも社会運動というものはアカデミックなものだからです。

また、弁護士も運動の法的なアドバイザーとしてももちろんですが、結局運動というのは最終的に法律を変えるなどが目的なので法律のプロである弁護士の方の理解者がいないとどうしようもありません。

そしてマスコミの理解者も必要です。特に、新聞とテレビです。マスコミの理解の得られない運動は暴走しても社会に残りません。敵対するのではなく、理解者を増やすこと、理解を広げていく、それが運動だと思います。

これら3つが欠けている運動は社会運動になっていません。特に保守系の運動は見事にこの3つがないものがあります。あれはおそらく社会に何も残せないと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ルーシーさん 2

なるほど。わかりました。ですが、フリーメールは簡単に作れますよ。そちらの方が便利だと思うので携帯のアドレスが恐ければフリーメールを一つ作っておくことをお勧めします・・。

携帯からあの長文は大変だったと思います。

では質問について私ができる範囲で答えようと思います。といっても私もそこまで詳しいわけではなく、私が情報交換したいくらいなのであなたにとって有益な情報はあまりないと思います。

基本的にマスキュリズムが発展している国はやはりアメリカ、イギリス、オーストラリアではないでしょうか。フランスとドイツは男女平等は日本よりずいぶん進んでいると思いますが、男性運動が盛んな国という印象はありません。フランスなどは結構日本とどっこいどっこいの部分もあったりするようです。

性役割分担、というよりもあらゆる意味でリベラルなのはオランダだと思います。同性愛者の権利も最も早いですし。

移住についてですが、例えばアメリカに移住するにしろ永住権を獲得するのはかなり大変だと思います。しかし、行動してみればなんとかなるかもしれません。もし、男性の人権のことを考えて海外の国に移住するのなら、是非その国へ行っても日本へ情報を発信することを心がけてほしいです。日本語が使えるので。

うーん、やはりブログでは微妙ですね。私としてもブログでは半分くらいしか言えませんが・・。もう少し細かい話はメールなどでしたいと思います。なんとかメールアドレスを作れませんかね。といっても私も情報交換がしたい状態なのであまり期待に添えないかもしれませんが。また協力していただけれるのなら協力してほしいですし。フリーメールというのはgooなどで簡単に匿名で作れます。わずか30分くらいだと思います。私としても不特定多数に見られるブログにおいて具体的なこと言うのはやはり危ないのと難しいのです。

ところで、私のブログにはどのように辿りついたのですか?よく辿りつけましたね。携帯の検索サイトですか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

メール返信

一か月ぶりほどに更新する。

メールが2人ほどから来ている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

メールをくれたルーシーさん

何度もメールを頂いて申し訳なかったですね。私は月1くらいでしかチェックをしていないので、よろしかったら新しいアドレスにメールを送りましょうか?それともあなたへの返信はブログに記載しましょうか?

私は海外移住は勧めません。というか、海外に移住をするというのは永住権取得を含めて想像以上に大変だと思います。しかしアドバイスはできればしようと思います。

ただ、移住にしろ、留学にせよ、行って勉強になるのは、やはり先進国です。

英国、米国、豪州(オーストラリア)、スウェーデンなどではないでしょうか。

・・・やはり保守よりの運動や言説では男性差別を解決することはできませんよね。

絶対にリベラル、アカデミックな領域で進めていくことが必要だと思います。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

« 2010年1月 | トップページ | 2010年5月 »